「それでも、（マッシミリアーノ・）アッレグリがこの状況を巧くコントロールしているよ」

「そして、少しずつだが状況は改善させている。今シーズンもビッグクラブが苦戦しているね」

「つねにビッグクラブが試合をコントロールできる時代は、とっくに終わったんだよ」

――あなたはアッレグリのような、細心の注意を払うカルチョを好む人ですか？

「そうだね。私は彼のカルチョに共感を覚えるよ。それにフットボールでは、結果がなによりも重要なんだ」

「レアル・マドリーをみれば一目瞭然だね。つねに美しくなくても、勝利してきた歴史がある」

「ユベントスは近年、良いパフォーマンスと悪いパフォーマンスを交互に繰り返してきたけど、クラブの根底にあるのは勝利への追求だ」

「スペツィア戦の勝利はユーベが得意とする勝ち方に感じたね。つまり、負ける試合を勝利する戦い方さ」

「ビアンコネーリは本来、チャンスを逃さないクラブであり、あのような勝ち方を得意としていたはずだ」

「スペツィア戦では（WGアンヘル・）ディ・マリアが決定的な存在になったけど、私には『かつてのユベントスの勝ち方』に感じたよ」