ユベントス、21年ぶりの王座奪還ならず
レアル・マドリーに連覇を許す
欧州の頂点を決めるUCL(欧州チャンピオンズリーグ)決勝戦、ユベントス対レアル・マドリーがウェールズ・ミレニアムスタジアムで行われ、1-4でレアル・マドリーが勝利し、連覇を達成した。
ユベントスは今大会盤石な試合運びをみせてきたメンバーで構成された3-4-2-1のシステムで試合に挑む。21年ぶりの欧州制覇に意気込むユベントスは前線からチェックと要所々々で鋭い守備で流れを引き寄せる。
するとFWゴンサロ・イグアインの鋭いシュートに始まり、次々と好機を作り出す。しかしUCL史上、初の連覇を目指すレアル・マドリーも王者らしく、中盤でゆっくりとしたボール回しで試合を落ち着かせにかかる。
一進一退の攻防がつづく試合展開だったが、20分、ユベントスに悪夢が襲う。カウンターの流れからFWクリスティアーノ・ロナウドが右足一閃。与えたくなかった先制点を許す。
停滞したムード。優勝候補最右翼として挑んだ19年前の決勝戦の悪夢がふたたび蘇る。だが今シーズン、献身性を評価されつづけたFWマリオ・マンジュキッチが流れを変える。27分、“らしくない”テクニカルなシュートが美しい軌道を描きレアル・マドリーゴールに吸い込まれ、同点に追いつく。
勢いに乗りたいユベントスだったが、レアル・マドリーのよく整備された守備ブロックを崩すには至らない。両者互いに存分に持ち味をみせ濃密な前半を終え、後半に入る。
逆転を目指したいユベントスだったが、中盤を支配され徐々にレアル・マドリーに試合の流れを与えてしまう。押されつづけた61分。クリアが短くなったところをMFカゼミーロにロングシュートを許し追加点を奪われる。
落胆するユベントスに更なる悲劇が襲う。MFルカ・モドリッチに左サイドを割られるとクリスティアーノにこの日2点目を許し1-3と突き放される。試合を振り出しに戻したいユベントスは66分、DFアンドレア・バルザーリを下げ、FWフアン・クアドラードを投入。
つづく70分、イエローカードをもらっていたMFミラレム・ピアニッチを下げMFクラウディオ・マルキージオを投入。78分にもこの日精彩を欠いたFWパウロ・ディバラを下げ、MFマリオ・レミナを投入し勝負に出る。
流れを引き戻したいユベントスだったが83分、DFセルヒオ・ラモスとの接触からクアドラードによもやのレッドカードを提示され、10対11の数的不利の試合を強いられる。
試合を決めたいレアル・マドリーはMFトニ・クロースを下げFWアルバロ・モラタを投入すると、90分に試合を決定づける無情の4点目が入る。その後、主審が試合終了を告げる3回の笛をふいたその瞬間、クラブ史上初の「三冠」、21年ぶりの欧州制覇は露と消えた。
著者/Juventus Journal 編集部 山口 努
コメント
ジダンが元ユベントスなのでもう5割方ユベントスの優勝(錯乱)。
まだ二年前の決勝の方がマシだった
2点目はやや不運でしたが小さくもない差が色々とありましたね。2点目入ってからから3点目までの試合の雰囲気はぬるすぎてまるで少年サッカーかのようでした…交代枠に攻撃的なオプションが少なかったのは痛かったですね。フロントの働きに期待です。
正直アトレティコとバイエルンの方が強かった。
ディバラに依存してるチームだから彼が不調だと攻撃が機能しない。来シーズンはディバラ依存を脱却し、もっと攻撃的なチームにならないといけませんね。
しかし、ラモスの見る目が変わったわ。汚いね奴。
モラタ戻って来てくれ
前半と後半、まるで別チームの様なプレーに驚いた。
マンジュキッチのゴールで勢いに乗ると思ったが…。
チャンピオンズリーグを制するチームと比較して何が足りないのか? この謎を早く解いて欲しい。
再び、決勝の舞台に戻って来ることを信じている。
不安が的中しました。彼らの個の力が怖かったんです。マドリードは全員がほぼ1軍。この差を埋めるのは簡単ではないですね。
応援し続けることしかできませんが、チャレンジし続けてもらいたいです。決勝5連敗、キツイですね。
悔やまれるのは3失点目かな、マンジュキッチだったかな、ちょっとボールの失い方が軽率過ぎたわ、あの難しいクロスをゴールに決めるロナウドは見事だったけど。個の力という点では圧倒的にマドリーのほうが上だったね、ホント素直に強いと思いました。そんな中で唯一、S.ラモスがクアドラードを退場に「追いやった」シーンだけが残念でならない。接触はなかったように見えるし、あったとしてもクアドラードはただスローインのボールを取りに行ってただけで、そのときにちょっと接触したのかもしれない。でも、それであの痛がりようは、ちょっと…ね。真相は分からないけど、自分はS.ラモスがクアドラードを罠にはめ、退場に「追いやった」ように見え、その時点で何か興ざめしてしまいました。
ジジは来シーズンがホントのホントに最後なのだろうから、来シーズンこそは是非ビッグイヤーを掲げてほしいです。
ハメス、バスケスがベンチ外は凄い。来シーズンは最初から4-2-3-1で戦えるのでしっかり補強して欲しいです。
そうすればきっと、来シーズン戻って来れます!
前を向きましょう!
来シーズンこそあれをブッフォンに!!
FORZA juventus!!!
しばらくサッカー見たくないです(笑)シーズンオフなので丁度いい・・・
でも、絶対に間違った道には居ないと思ってます。
ベストを尽くしながら、転んだら反省して更に強くなっていく。
今のユベントスが大好きです。
ジジ…残念でならないです。
来季に向けてうまく切り替えてほしい。
それにしても、ラモス、モドリッチ、イスコはサッカーが上手いなぁと感じてしまいました。
お疲れ様でした。
感動ありがとう。
一生ユベントスと共に歩んでいきます
この差が、経験値と選手層の違いなのか。
しかし、カゼミロのゴールの運の無さが、悔やまれる。あれで流れが完全に傾いて、ロナウドが確信的なものにする運びは流石の一言。
大舞台での勝負強さ、精神力の差とベンチの選手層の差か。ベイル、モラタ、アセンシオが控えで、ハメスはスタンドだしね。モラタ、ハメス余ってるなら頂戴よと思う。
勝負どころや、チャンスを逃さないことをよく理解していたマドリーの選手達には脱帽する以外にないのと、立て続けに失点した場面でバタバタしていたのをみるとマドリーとの力の差をみせつけられた試合でした。
何名か出ていかざるをえない選手もいるとは思いますが、今シーズンを戦ったすべての選手、スタッフにはお疲れさまと。
しかし、ここまで負けるとは思わなかった。どこをどう変えていけばレアルとの差が埋まっていくのか。
まだまだユーヴェは発展途上。
来期はリベンジ!
このショックをどう処理したらいいかわかりません
ですが、絶対に次は勝ってほしい
それだけです
切り替えて来シーズンだ
お疲れ様!ここまでの感動をありがとう!そして、生涯ユベンティーノを誓うよ!