【JJパジェッレ】セリエA第36節 ジェノア対ユベントス
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
ユベントス、ディバラ弾で先制も終盤に悪夢…ジェノアの反撃に沈む
現地時間6日にセリエA第36節が行われ、ユベントスは敵地でジェノアと対戦。
後半早々にパウロ・ディバラのゴールで先制するも、試合終了間際に状況が一変。立て続けに2失点を喫し勝利を逃している。
試合はビアンコネーリが序盤から優位に進める。
5分には、ディバラの右サイドからのクロスボールをモイーズ・キーンがボックス内で頭で合わせるも枠の上へ。
さらに34分には、ドゥシャン・ヴラホヴィッチがファーサイドのキーンにクロスを送るも、コントロールが大きくなりGKサルヴァトーレ・シリグに抑えられた。
0-0で折り返した試合は48分、ペナルティエリア手前中央でボールを受けたディバラが、狙いすました右足のコントロールショットをゴール右隅に決めてユベントスが先制点を上げる。
さらに67分には、右サイドからカットインしたディバラがファーポスト直撃の鋭いシュートを放ち追加点にも近づいた。
その後も、69分にはアドリアン・ラビオの折り返しをゴール前でキーンが合わせるもゴールならず。
つづく72分にはヴラホヴィッチが左サイドから敵陣を崩したが、シュートにはGKシリグが立ち塞がった。
すると86分、試合の流れが一変する。ジェノアのカウンターを受けたユベントスは、FWアルベルト・クルムンドソンにPA内左のスペースを使われ失点。1-1と振り出に戻される。
同点のまま後半アディショナルタイムに入ると、ビアンコネーリに勝ち越しのチャンス。
94分に途中出場のアルバロ・モラタがカウンターでDFラインの裏へ独走。GKと1対1となったところで、並走していたキーンに横パスを通す。
しかし、背番号「18」がゴールに押し込むだけの絶好のチャンスを逃し試合は思わぬ展開に。
直後の95分、DFマッティア・デ・シリオが自陣PA内で相手を倒してPKを献上。それをドメニコ・クリシートにきっちりと沈められ、最後の最後に逆転ゴールを許した。
これでユベントスは、敗戦という結果を背負い、インテルとのコッパ・イタリア決勝戦に臨む。
【試合結果】
ジェノア 2-1 ユベントス
【得点者】
48’ ディバラ
87’ グドムンドソン
48’ クリシート(PK)
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【5】
スタディオ・ルイジ・フェラーリスの熱狂的なサポートを受けた、残留を信じる相手に最後は勝ち点3を譲ってしまった。ディバラの華麗なゴールが霞むほどの逆転劇のシナリオ。終盤は完全にチームがバランスを崩して自滅。中盤の守備が手薄になっていた。コッパ・イタリア決勝戦に向けて気を引き締める結果になるか、それとも……。
次ページ【出場選手・監督の採点&寸評】