【JJパジェッレ】セリエA第27節 エンポリ対ユベントス
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
ヴラホヴィッチがドッピエッタを記録! ユベントスを勝利へ導く
セリエA第27節が現地時間26日に行われ、ユベントスは敵地スタディオ・カルロ・カステッラーニでエンポリと対戦。
ビアンコネーリが先行するも、ホームチームが粘りを見せたことで5得点が動く激しい試合展開となった。
まず口火を切ったのは、この試合で先発の機会を与えられたFWモイーズ・キーン。
32分、左サイドを駆け上がったアドリアン・ラビオのクロスをキーンがフリーでヘディング。鮮やかなゴールでユベントスに先制点をもたらした。
試合を優位に進めるビアンコネーリだが、リードは長くは続かない。39分にはゴール前での混戦からエンポリのMFシモン・ジュルコフスキに押し込まれ失点。試合を振り出しに戻される。
それでも前半終了間際、右サイドでチャンスを掴んだフアン・クアドラードが絶妙な動きからバイタルエリアで待ち構えるFWドゥシャン・ヴラホヴィッチへラストパス。
ボールを受けた背番号「7」が見事な切り返しでDFを剥がし、2-1となるゴールを叩き込んだ。
後半に入っても両チームが集中したプレーを見せる中で迎えた66分、途中交代で入ったアルバロ・モラタが決定機を作り出す。
背番号「9」が、カウンター時に敵陣中央をスピードに乗ったドリブルで前進し、最後は前方を走るヴラホヴィッチにパス。
新ストライカーは巧みなトラップでボールを収め、そのままループシュートでドッピエッタを達成した。
とはいえ76分には、ユベントスの守備が崩れたところをFWアンドレア・ラ・マンティアに抜け目なく決められて1点差に。
それでも最後まで1点のリードを守り切ったビアンコネーリが、アウェイの地で勝ち点3を手にしている。
【試合結果】
エンポリ 2-3 ユベントス
【得点者】
32’ キーン
39’ ジュルコフスキ
45’+2’ ヴラホヴィッチ
66’ ヴラホヴィッチ
76’ ラ・マンティア
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【6.5】
キーンとヴラホヴィッチ、両ストライカーがゴールを決めて無事に勝ち点3を獲得。一時は追い付かれ、76分に1点差に詰め寄られたことは反省材料だが、多くの主力を欠いた上でのこの結果は評価に値するだろう。また、インテルとミランが引き分けたことでスクデットに一筋の光が見えてきた。この勝利には大きな価値がある。
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