ビアンコネーリがオランダ代表FWの獲得に意欲

バルセロナとの契約があと一歩のところに迫っているリヨンのFWメンフィス・デパイ（27）。

しかしその交渉は、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の就任から積極的に補強に乗り出したユベントスが割って入ったことで、急停止することになったようだ。

スペイン紙『Mundo Deportivo』の報道を受け、イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』など複数のメディアが10日に、その現状を伝えた。

伊紙によると、リヨンとの契約が6月30日で満了を迎えるデパイは、すでにブラウグラーナ（バルセロナの愛称）との契約締結に向けて順調に交渉を進めていたと見られている。

しかし、ビアンコネーリが正式なオファーを提示したことで、この交渉は一時中断。争奪戦の様相を呈することになった模様だ。

このオランダ代表FWに対し、ユベントスはバルセロナよりも高い年俸でのオファーを提示。およそ300万ユーロを引き上げたとも伝えられている。

だが、スペインのクラブも対抗し、契約年数を1年プラスした3年間で再び交渉に臨んでいるという。

現段階でこの交渉は選手側に委ねられているが、正式契約を前に急展開を見せている。

いずれにしても、アッレグリ監督を迎え入れたユベントスは、来季に向けたチーム強化に全力を注いでいることは事実。

選手の放出にも目を向けながら、補強に積極的な姿勢を見せている。その1人が、この“移籍金ゼロ”のストライカーの獲得と言えるだろう。