Corriere dello Sport

「試合に集中できていない」

前人未到のスクデット10連覇を目指したビアンコネーリだが、現在ではその偉業達成にほぼ絶望的な状況下にある。

シーズン前半戦は勝ち点「3」を獲得できない試合がつづいたものの、シーズン後半戦では勝ち星を落とす試合も目に付き始めている。

イタリア紙『TUTTO SPORT』は4日、ユベントスが勝利に対し“ひとつ”になれていないことを報じた。

同紙は「アンドレア・ピルロは、これまでの記者会見で『集中力の欠如』をさかんに訴えてきた」

「この集中力はジョカトーレだけに向けられてない可能性が高い。実際、それはデルビー・デッラ・モーレでも顕著に現れた」

「2-2で迎えた状況で、決勝点を奪いにピルロは86分、SBアレックス・サンドロを下げMFアドリアン・ラビオを投入した」

「スタッフはラビオにSBジャンルカ・フラボッタのユニフォームを手渡し、1分1秒を争う時間帯で交代が遅れた」

「現在のユベントスが、『チーム一丸』にはほど遠い状態にあることを示すエピソードだ」と伝えている。

スクデット10連覇はおろか、UEFAチャンピオンズリーグの出場権さえ危ぶまれる現在だが、最後まで「チーム一丸」で勝利を目指す姿勢を期待したい。