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伊紙「本人はイングランドへの復帰を望んでいない」

来季への補強戦略を練っているユベントスの首脳陣は、元ビアンコネーリのFWモイーズ・キーン（21）の買い戻しを画策しているようだ。

イタリア紙『TUTTO SPORT』が26日に報じた。

同紙によるとユベントスは、アタッカー陣の去就が不透明なことから、一つのプランとしてキーンの復帰を考えているという。

今シーズンの同選手は、エバートンからパリ・サンジェルマン（PSG）へと活躍の場を移し、ここまでリーグ戦20試合に出場し11ゴールをマーク。

レンタル先のフランスでストライカーとしての能力を存分に発揮し、周囲を納得させるパフォーマンスを見せている。

現在キーンの保有権を持っているのはエバートンだが、伊紙によると本人はイングランドへの復帰を望んでいない模様。PSG残留か、故郷トリノへと戻る可能性がささやかれている。

そんなキーンは、かつてビアンコネーリの下部組織でセンセーショナルな活躍を見せてきた。さらにトップチームでのプレー経験もある。ほとんど問題もなくチームにフィットする選手と言えるだろう。

PSGが完全移籍で買い取ることも示唆されてはいるが、フランスの強豪の補強戦略によってはキーンの行き先がイタリアに向かう可能性はある。

もしユベントスが同選手の獲得に本腰を入れるなら、クラブと良好な関係にある代理人、ミーノ・ライオラ氏がエバートンとの交渉においてアシスト役にもなるだろう。

現時点で復帰への道は不透明なものの、以前にもイタリア王者がキーンの買い戻しを計画していたことからこの動きが加速するとも考えられる。

果たしてビアンコネーリ首脳陣は今季終了後にどのような動きを見せるのか。すでに注目が集まっている。