リヒトシュタイナー「もうピッチには戻れないと思った」
辛い時期だったと語る
ユベントスのDFステファン・リヒトシュタイナーは、約1ヵ月振りとなる試合に出場し貴重な同点ゴールをあげたが、自身が試合に出られるとは思っていなかったようだ。
リヒトシュタイナーはセリエA第5節のフロジノーネ戦のハーフタイムで呼吸困難を訴え、その日のうちに入院していた。結果、心臓の手術を受けて、約1ヵ月振りとなる復帰を果たしている。そんなリヒトシュタイナーは、心臓の手術を受けることになったことから、もう二度とピッチには戻れないかもしれないという恐怖があったようだ。
「もう二度とプレー出来ないかもしれないと恐れていた。心臓の手術が最重要だけど、私にとってはとても難しい時期だったよ。でも幸運なことに、私をサポートしてくれる家族や友達がいた。そしてユベンティーノだけでなく、あらゆるクラブのサポーターが励ましの言葉を送ってくれたよ。これがフットボールの美しいところだと思う。」
同点打を決めたリヒトシュタイナーは、チームのためにハードワークを行ったとしているが、試合に出場できるとは思っていなかったようだ。
「いつどんな機会が訪れてもいいように、私はいつも万全の準備をするように心がけているよ。でも私は体調が万全ではないと思っていたんだ。それにトレーニングセッションも2つしか消化していなかったから、先発するなんて思ってもいなかったよ。」
リヒトシュタイナーは無事復帰することができたが、この休養中に家族と過ごすことができて嬉しかったようだ。
「娘のキムと家で過ごすことができて嬉しかったよ。結局、人生はスポーツがすべてではない。フットボールは人生の中では短い瞬間だと思うし、怪我によって選手生命を絶たれることもある。」
心臓の手術を行ったこともありコンディションが心配されていたが、見事ゴールを決め復活をアピールできたリヒトシュタイナー。チームやサポーターにとって、同選手の復帰は精神的にも大きな支えになるだろう。リヒトシュタイナーの復帰を心から祝う。