Il Tempo

「本物の男だった」

ビアンコネーリで数々の偉業を成し遂げたルチアーノ・モッジだが、彼のキャリアにおいて最大の功績はディエゴ・マラドーナをナポリに招いたことだろう。

バルセロナでの生活に疲れていたマラドーナを“そそのかし”、ナポリに招いたGM（ゼネラルマネージャー）こそ、ユベントスで辣腕を振るう以前のモッジだ。

マラドーナとこのGMは相思相愛の関係で強化をすすめ、ナポリにクラブ史上初のスクデット、スーペルコッパ・イタリアーナ、UEFA（現ヨーロッパリーグ）カップをもたらした。

このコンビはマラドーナがイタリアを去ると解体。フットボール界史上最高の天才と称された男はセビージャへ。モッジはユベントスに招かれた。

現地時間25日、ディエゴ・アルマンド・マラドーナはこの世を去った。

この訃報に世界中のメディアが哀悼の意を表し、世界中の新旧選手たち、各国のフットボール協会、全世界のフットボールファンがその死を悲しんでいる。

モッジは自身のTwitterに「あなたは誰よりも優れていたね。唯一無二のカルチャトーレ（イタリア語：サッカー選手の意）だったよ」

「あなたは伝説になった。そして、なによりも、本物の男だった。チャオ、ディエゴ」と投稿した。

マラドーナの放ってきたまばゆすぎる光のため、モッジの功績にスポットライトは当たらなくとも、両者がナポリとカルチョに多大な愛情を注いだのは紛れもない事実だろう。

 

Sei stato il più forte di tutti. Sei stato un calciatore unico, sei entrato nella leggenda. Ma oltre ogni cosa, sei stato un uomo vero.
Ciao, Diego #Maradona pic.twitter.com/fKOVBYqBL3

— Luciano Moggi (@LucianoMoggi) November 25, 2020

 

CASA D’ANGELO CON J-JOURNAL

【現地で使えるイタリア語】 カルチョのポジション名（FW編）~サッカー観戦~Vol.8