移籍金総額ランキング、ユベントスは昨季より順位を3つ下げ欧州8位に
2020/10/13
corrieredellosport
ユベントスの現メンバー移籍金総額はセリエAトップの約6億ユーロ
ビアンコネーリのアンドレア・アニェッリ会長の指示の下、ファビオ・パラーティチCFOとフェデリコ・ケルビーニSDが今夏のメルカートで敢行したのが、所属メンバーの世代交代とコストカットだ。
これにより、ゴンサロ・イグアインやブレーズ・マテュイディ、ミラレム・ピャニッチといった、30歳を過ぎた昨シーズンの主力メンバーが“犠牲”となった。
反対に、後者とのトレードにより7200万ユーロの移籍金で加入したアルトゥールをはじめ、デヤン・クルゼフスキ、ウェストン・マッケニー、フェデリコ・キエーザ、アルバロ・モラタといった平均年齢23歳の若き選手たちが加入することになった。
フットボール関連調査機関『CIES』が12日に発表したデータによると、この結果ユベントスの現メンバーの移籍金総額は、昨季の7億1900万ユーロを1億ユーロ超下回る5億9400万ユーロになったという。
この金額は、昨季に続きイタリア国内ではトップのままだが、欧州5大リーグ(ラ・リーガ、ブンデスリーガ、プレミアリーグ、セリエA、リーグアン)では5位から8位へ順位を下げる結果となった。
欧州全体で見ると、昨季と同じくマンチェスター・シティの移籍金総額が10億ユーロを上回った一方で、昨季にチャンピオンズリーグを制覇したバイエルン・ミュンヘンは、トップ10から漏れることになっている。
高額な移籍金を支払わなくとも、欧州の強豪クラブを上回る強力なチームを作り上げることが可能だと証明する形になった。
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