FIGC「選手が新型コロナウィルスに感染した場合、セリエAを中断する」
2020/03/08
La Notizia
死亡者数はすでに197人…
新型コロナウィルスにより、イタリアフットボール連盟(FIGC)は重要な決断を迫られている。
感染者はすでにイタリア政府の最新の発表で4634人(現地時間7日)を数え、死者数は197人に達している状況だ。
イタリアメディア『Rai Sport』は現地時間7日、FIGCのガブリエル・グラビーナ会長の声明を伝えている。
グラビーナ会長「セリエAのジョカトーレが新型コロナウィルスに感染した場合、シーズンを中断することも視野に入れる」
「我々は現実的でなければならず、最悪の状況に陥った場合、アスリートの健康を何よりも保証しなければならない」
「できることのすべてを行う。スポーツ競技が国民にどのような影響を与えるか、を我々は考えなければならない」と強い決意をみせる。
つづけて「現時点ではなにも排除できないし、予測もできない状況だ。仮説を立てるべきではないかもしれないが、あらゆる状況に対処するつもりだ」と付け加えた。
無観客試合には賛否両論の声がある。だが、このFIGC会長は「無観客試合は完全な試合ではないかもしれない」
「だが、各クラブの会長が自分のクラブだけの利益のために議論するのはナンセンスだし、カルチョにとって悪影響だ」
「もし、自分のクラブのことだけを考えている者がいるとしたら、我々のスポーツシステムはゆっくりと『死』に向かうことになる」と毅然とした態度をみせた。
近年稀にみるスクデットレースを繰り広げている今シーズンだが、当初の想定をはるかに超える危機を迎えている。
category:
カルチョ全般