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1月の移籍が濃厚

ユベントスのMFエムレ・ジャン（25）にバルセロナ行きの噂が浮上している。

スペイン紙『SPORT』が12日、同選手を熱心に狙うパリ・サンジェルマン（PSG）に続き、スペインの王者が獲得競争に参戦するのではないかと伝えた。

エムレ・ジャンは、昨季こそマッシミリアーノ・アッレグリ監督の下で十分な出場機会を得ていたが、今季、マウリッツィオ・サッリ監督が指揮官に就任すると状況が一変。

満足な出場機会を得るどころか、UEFAチャンピオンズリーグの登録からも外れるなど不遇のときを過ごしている。

そのことから同選手の1月の移籍は濃厚とされており、同紙では「バルセロナとPSGが交渉をスタートさせる準備を進めている」と報じた。

このドイツ代表MFの現時点での市場価値は、『transfermarkt』が3300万ユーロ（約40億円）と査定。『SPORT』では4000〜5000万ユーロ（約48〜60億円）に上るとされている。

エムレ・ジャンのプレー特性を考慮するとバルセロナには難なくフィットすると予想されるが、資金力に勝るPSGが最有力候補と目される。

現在、余剰戦力を抱えるビアンコネーリにとっては選手の放出は既定路線だ。

冬の移籍市場が幕を開ける1月に、エムレ・ジャンがイタリアを去る可能性は限りなく高い。

この背番号「23」の行き先がスペインになるのか、ドイツになるのか。イタリアのみならず、今後の展開に注目が集まっている。