ネドベド、今のイタリアサッカーを語る
2014/11/07
ラツィオとユベントスで通算385試合を戦ってきたパベル・ネドヴェド。過去には両チームでスクデット獲得を経験しているほか、個人としてはバロンドール受賞やチャンピオンズリーグ最優秀MFに選出、FIFAが発表している偉大なサッカー選手100人にも選ばれている。
引退後、現在はユベントスの運営アドバイザーやパラティチSDのスカウトアシスタントなど幹部としての仕事をしているネドベドは、地元チェコのテレビに出演し現在のイタリアサッカーの現状などを語ったようだ。
「バイエルン・ミュンヘンとイタリアサッカーのクラブの差は非常に大きい。ユベントスはここ2年間で上手く成長しているが、ローマのここ2試合(バイエルン戦)はドラマティックだとはいえなかった。」
「イタリアサッカーはもはや昔ほど良くはない。今はそれが至る所で見受けられるようにまでなっているが、私はもう一度世界のトップに返り咲くことが出来ると考えている。今、イタリアは深い眠りについているところだ。眠りから覚めなければならないよ。」
「ユベントスは自前のスタジアムとミュージアムを持っている。この2つの要素は、私がイタリアサッカーのキャリアで見てきたものの中で最も美しいものだ。ユベントスの歴史の中でこれを持つ瞬間に携われることを誇りに思う。」
また、バロンドールに関しても触れた。
「GKというのは1試合に2、3回のセーブを主な仕事としているけど、いつも決定的な存在にはなれない。しかし、ノイヤーのような選手はまさにバロンドールを受賞すべき選手かもしれないね。ただ、ブッフォンとのトレードを提案されてもブッフォンを選ぶけどね。今私が考える世界最高のGKは、ノイヤー、ブッフォン、クルトゥワかな。」
最後、ネドベドはユベントスのサポーターに関してコメントを残している。
「サポーター達はいつも私のそばにいてくれた。今もユベントススタジアムのスタンドに座っているとき歓迎されていることを感じる。ユベントスにいると落ち着けるね。本当に感謝している。」
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