The JUVENTUS JOURNAL Headlines 1
2014/10/26
今回より始まる『The JUVENTUS JOURNAL Headlines』。1週間の主な注目記事に触れ、“ユベントスの1週間”を総まとめにして振り返ってみたい。
最初となる『The JUVENTUS JOURNAL Headlines 1』は、10/19(日)~10/25(土)の記事。
振り返ると、今季ユベントスのシーズンが開幕してから最も辛い1週間となってしまったかもしれない。コンテ監督の電撃退団から新監督として元ミラン指揮官マッシミリアーノ・アッレグリ監督が招聘され、今季が開幕。連戦連勝と順調な滑り出しを見せ、アッレグリ監督の就任に誰しも間違いではなかったと認識していたところであったが、ここに来てサッスオーロ戦、オリンピアコス戦で苦戦を強いられ、アッレグリ監督への不信感、コンテ監督への恋しさ、イタリアサッカーの形の問題点など、多くの考えるべき課題が浮き彫りになった1週間となったのではないだろうか。
ヘッドライン
10/19 メインニュース:最下位サッスオーロにドローで連勝ストップ
セリエA第6節ローマ戦に勝利(3-2)し、ここからセリエAとチャンピオンズリーグの過密日程が続くところで、ユベントスが意気込んでいたサッスオーロ戦。勝利し、良い雰囲気でオリンピアコス戦を迎えたいところであったが、最下位サッスオーロのプライドと意地を見せられ、ローマ戦の勝利で浮かれてしまったユベントスの弱さが露呈してしまった。
10/19 ゴシップニュース:「はっきりさせたい」 ビダルが騒動について言及
引き分けてしまったサッスオーロ戦において、召集メンバーにさえ加えられていなかったアルトゥーロ・ビダル。今月に入ってから浮上したビダルの騒動(ナイトクラブでのスキャンダル、練習への遅刻と罰金疑惑、クラブとの不仲)で、連日メディアによってビダルが今冬マーケットで退団する可能性を報じられ、その影響からサッスオーロ戦によって召集が見送られたのかと想像させられてしまったが、試合後にビダルが自身の『Twitter』で反論。メディアによる“でっち上げ”を指摘し、またユベントスへの忠誠心を改めて強調した。
10/21 メインニュース:反省するロッキ主審「修正すべきだと感じた」
今月上旬10/5に行われたローマ戦はユベントスが劇的なボヌッチ弾で勝利するも、ジャンルカ・ロッキ主審の“いかがわしい判定”によって試合の雰囲気はお世辞にも美しいとは呼べない絵と化してしまった上、試合後にはローマの選手が「カルチョーポリ」に関連させて抗議。ロッキ主審自体にも反論が及ぶと共に、映像判定の導入の必要性が叫ばれるなど、サッカーにおける審判の存在を考えなおす機会となったのであるが、ローマ戦において主審を務めたジャンルカ・ロッキ主審が、時間が経過したのち、反省の意を表した。ロッキ主審は判定への間違いを認めると同時に、ローマ戦が“記憶に残る”試合と再認識させられることとなった。
10/22 マーケットニュース:ブッフォンの契約延長は確実か。会見でコメント
今季終了時点で契約満了を迎えるブッフォンに関して、契約延長することに疑う要素は無いものの、キャプテンであるブッフォンがオリンピアコス戦前の記者会見の席で記者の質問に答え、契約延長をする意思を表明。ユベンティーノの安堵感をさらに強めてくれたといっていいだろう。
10/23 メインニュース:敵地で2度目の敗戦。GKロベルトに屈す
サッスオーロ戦での悪い雰囲気を引きずってしまったのか、ユベントスは調子を上げきらず敵地アテネで敗戦を喫してしまった。CL第2戦のアトレティコ・マドリード戦においても敵地で負けてしまってる(0-1)だけに、どうにか結果を持ち帰りたいところであった。この試合の結果ユベントスはチャンピオンズリーグ・グループステージAの3位にランクを下げてしまうこととなる。次はホームでのオリンピアコス戦。是が非でも勝利しなければ、グループステージ突破は無いと考えて良いだろう。持っている力を出し切ってほしい。
10/23 マーケットニュース:ポグバがついに契約延長に合意。残すはサインのみ
悪い雰囲気が続いていたが、そんな中ユベンティーノにとって喜ばしいニュースが舞い込んできた。レアル・マドリードやチェルシーなどビッグクラブからの強い関心を受けてきたポール・ポグバが、ユベントスとの契約延長に合意。サインを残すのみとなった。
10/24 マーケットニュース:号外 : ポグバの契約延長が正式発表(動画付き)
ポグバが契約延長に合意と、嬉しいニュースが入ってきたばかりであったが、2、3日の間に交わされると思われていた契約延長の正式なサインは次の日には済んだようだ。ユベントスが公式ウェブサイトにて正式発表し、ユベントスへの忠誠心を形をもって証明してくれた“最高のニュース”となった。
10/25 メインニュース:マロッタGM、マーケットにおける動きを明かす
あらゆるメディアでユベントスのマーケット情報が取り上げられる中、日本においてこの情報を拾ってきたのは『Juventus Journal』だけかもしれない。マロッタGMが株主総会の席で今後のマーケットにおける方針を発表した。気になるのは今季で契約満了を迎える6人の選手についてであるが、一方で共同保有するザザやベラルディ、ガッビアディーニなど育ち盛りを迎えている有望な選手への関心についても今後注目が集まっていくだろう。
10/25 メインニュース:アニエッリ会長が声明「プレミアリーグは成功の模範」
25に行われたユベントスの株主総会において、ユベントスのアンドレア・アニエッリ会長がイタリアサッカーの問題点・課題を指摘した。W杯での失敗やCLにおける不調など様々な結果から、イタリアサッカーを懸念した会長は、近年収益を上げ結果を残しているプレミアリーグを模範として運営していくことが今のイタリアにとって得策であると説明すると共に、イタリアの“外”を受け入れない気質を批判したといえる。
By Writer of Juventus Journal
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