開幕5連勝でローマとの頂上対決へ
本日行われたセリエA第5節アタランタ戦は、3-0でアウェイのユベントスが勝利した。
試合を決定づけたのは、またもやカルロス・テベス。2ゴールを決めた。また、途中出場のアルバロ・モラタもユベントス移籍後初ゴールをマークしている。
試合は、立ち上がりからチェゼーナ戦のようにユベントスが主導権を握って試合を支配するかに思われたが、ユベントスのパスミスやロストボールなどからアタランタにボールが渡る場面が目立つ。それに加え、アタランタは上手くボールをコントロール。ドリブルや細かなパスでチャンスを伺う。しかし、安定感のあるユベントスの守備でそれほどチャンスは与えなかった。
なかなかペナルティエリア内でプレーさせてもらえず、ミドルシュートなど放つ場面も目立ったが、徐々にユベントスの連携が機能し始めると、35分にユベントスが先制に成功する。ジョレンテがリヒトシュタイナーに絶妙なスルーパスを出すと、リヒトシュタイナーが飛び出してきたGKの体をよけるように少し浮かしたクロスを中に送る。ゆっくりとペナルティエリアを跳ねるボールをDFを交わして走りこんできたテベスが強烈に決めた。
しかし、58分にキエッリーニがペナルティエリアに侵入してきたモリーナを倒しアタランタにPKを献上してしまいピンチを迎える。キエッリーニにはイエローカードが出された。
キッカーはFWのデニス。開幕以来の無失点が破られ1-1の同点となるかと思われたが、デニスのシュート方向をよんだブッフォンがPKを防いでピンチを切り抜けることに成功。
追加点はこの直後であった。ブッフォンの見事なPKのセーブからカウンターを仕掛けボールを前線に送ると、ペナルティエリアやや外側でボールを受けたテベスが相手DFの動きを見ながらタイミングを見計らってシュート。ゴール左側へ飛んだシュートは反応が遅れたGKの右手に当たるもそのままゴールに入った。テベスはこれで今季4得点目となる。
さらに追加点を決め3-0としたのは84分。右サイドの深い位置でテベスがビダルに代わって入ったペレイラへスルーパスを出すとペレイラがそのままクロス。ポグバの頭上を越えたクロスを後ろから走りこんできたモラタがタイミング良くヘディングすると、ゴール左側へ綺麗に決まった。モラタはこのゴールがユベントス移籍後初、そしてセリエAでの初ゴールとなった。
ユベントスがなかなかボールをコントロール出来ず、逆にアタランタに攻め込まれる場面もあったが、決めるべきところで決めたユベントスが王者の差を見せて快勝した。
なお、同日行われたローマvsエラス・ヴェローナの一戦は、ローマが2-0で勝利。
ユベントス、ローマ共に開幕5連勝を飾り、勝ち点が並んだ状況で次節ローマとの対戦を迎えることとなった。
(Photo:『Juventus.com』より)