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「彼は若く、得点する方法を知っている」

契約延長交渉が間近に迫っていると噂されるユベントスのFWモイーズ・キーン（18）だが、選手の代理人ミーノ・ライオラ氏との会談は未だに動きを見せていない様子だ。

だが、ビアンコネーリの指揮官マッシミリアーノ・アッレグリのキーンに対する願いは、「残留」で固まっているようだ。

イタリア紙『TUTTO SPORT』が22日、同監督のコメントを伝えた。

キーンは、12日に行われたコッパ・イタリアで先発出場を果たし、ゴールも決めてそのポテンシャルを披露したが、今季ここまで公式戦76分間の出場に留まっており、アッレグリ監督の下では十分な出場機会を得られているとは言い難い。

それでも指揮官は、「キーンはユベントスで成熟しなければいけない。もし彼が去るのだとすれば間違っていることだろう」と残留を強く望んでいることを口にした。

また続けて「彼は若く、得点する方法を知っている。しかしまだ足りない部分もある」とこれからの成長に期待を寄せている。

ユベントスのFW陣には、クリスティアーノ・ロナウドやマリオ・マンジュキッチ、パウロ・ディバラやドウグラス・コスタなど、この18歳の若武者にとっては強力なライバルが名を連ねている。

この状況下で出場機会を得るのは容易なことではないが、偉大なカンピオーニ（勝者たち）の背中を見て成長できる願ってもないチャンスとも言えるだろう。

アッレグリ監督が「彼が去るのは望まない」と話すように、キーンはユベントス残留を決め契約延長にサインするのだろうか。

どこで成長するのかを最後に決めるのは、他でもない、“選手自身”だ。