【JJパジェッレ】セリエA第19節 ユベントス対アタランタ
ダニーロが意地の一発! 6得点が生まれた打ち合いはドロー
セリエA第19節が現地時間22日に行われ、ユベントスはホームでアタランタと対戦。
不正会計により勝点マイナス15という思い処分が下された直後だったが、チームは勝利への意欲を示し、点を取り合う意地の試合を見せた。
前節ナポリに5失点を喫したビアンコネーリは、この日も試合開始早々に失点する。
4分、アタランタのFWアデモラ・ルックマンにボックス内で強烈なシュートを許し0-1に。
それでも25分には、ニコロ・ファジョーリが獲得したPKをアンヘル・ディ・マリアが落ち着いて決めて同点に持ち込む。
勢いに乗るユベントスはさらに34分、ファジョーリのクロスボールをFWアルカディウシュ・ミリクがピンポイントで合わせて逆転に成功。前半をリードで折り返した。
しかし後半開始早々、最終ラインのミスからアタランタの左SBヨアキム・メーレにゴールを奪われ試合は振り出しに戻る。
その後も猛攻を受けたビアンコネーリは53分にもDF陣の隙を突かれ、ルックマンに頭で押し込まれて2-3。いっきに試合をひっくり返される。
再び追い掛ける展開となったユベントスは、コッパ・イタリアのモンツァ戦で勝利の立役者となったFWフェデリコ・キエーザを投入。流れを変えにかかる。
すると65分、ゴール正面で得たFKでサインプレーを敢行。ディ・マリアのずらしたボールをダニーロが豪快に右足で蹴り込み3-3とした。
その後、ユベントスは勝ち越しを狙いゴールに迫ったが、アタランタも必死の守りで対抗。両者譲らず同点のまま試合終了となった。
【試合結果】
ユベントス 3-3 アタランタ
【得点者】
4’ ルックマン
25’ ディ・マリア(PK)
34’ ミリク
46’ メーレ
53’ ルックマン
65’ ダニーロ
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【6.5】
クラブの不正会計問題による勝点15剥奪で10位まで順位を下げることになったビアンコネーリ。選手たちのメンタル面への影響も危惧されたが、「このユベントスならCL圏内も可能」と試合後にディ・マリアが話したとおりチームは勝利のメンタリティを見せて戦った。結果はドローだったとはいえ、強い気持ちを示す重要な勝ち点「1」だ。
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