Calcio e Finanza

――（ジュゼッペ・）マロッタ（現インテルCEO）が恋しいですか？

「彼のことは今でも大事に思っているため恋しいよ。あの当時、最初は彼の関心を引きつけていたある決断がされたんだが、それから彼の心が離れて行ったんだ」

「インテルに行ってから、とても上手くやっているね。あそこには良好な関係を築いているスティーヴン・チャン会長もいるし、大学時代の元クラスメートもいる」

「そのため、インテルのこともかなり気に入っているとは言えるかな。特別なクラブだよ」

――取り壊して新スタジアムを作る計画が進んでいる、歴史あるサン・シーロについてどのように考えていますか？

「数年前にここで話した時にはかなり批判されたが、もう慣れたからまた同じことを言うよ。サン・シーロはその歴史に幕を閉じる時が来た」

「その昔、UEFAチャンピオンズカップ決勝サンプドリア対バルセロナを見るため、名前だけ残して犠牲になった旧ウェンブリーに私は行ったことがあってね」

「そして、新しくなったウェンブリー・スタジアムにも足を運んだが、旧ウェンブリーとは比較にならないものだった」

「イタリアは、6万人以上の観客を収容できるスタジアムをずっと必要としているんだ。そして、それがミラノやローマのような街なら、真剣に考える必要がある」

「代表チームのホームスタジアムはなくてはならないが、ここは、満員時を除けば、あらゆる活動に対して機能的ではない」