【JJパジェッレ】セリエA第26節 ユベントス対トリノ
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
デ・リフトのゴールで先制も…トリノ・ダービーはドロー決着
セリエA第26節が現地時間18日に行われ、ユベントスはホームのアリアンツ・スタジアムでトリノと対戦。
前半早々にDFマタイス・デ・リフトがヘディングで先制ゴールを決めたが、62分にグラナータ(トリノの愛称)のエース、アンドレア・ベロッティに技ありのボレーを沈められ1-1。
今季2度目の“デルビー・デッラ・モーレ”は、痛み分けとなった。
まず最初に攻勢を掛けたのはトリノ。ビアンコネーリは左サイドを破られ、相手に深い位置まで侵入を許すも、GKヴォイチェフ・シュチェスニーが立ち塞がりピンチを脱する。
すると11分、ユベントスに最初のチャンス。カウンターからアドリアン・ラビオがDFラインの裏に抜け出しシュートチャンスを得る。しかしボールはわずかに枠の外。
ところが13分、ビアンコネーリがCKのチャンスを得点に繋げる。クアドラードの蹴ったボールをデ・リフトが頭でねじ込み先制ゴール。劣勢に立たされる中でリードを得ることに成功した。
それでも勢いの落ちないトリノ。猛攻に耐えていたユベントスだったが62分、ゲームは振り出しに戻される。
左サイドを崩され、最後はベロッティの技巧が光りゴール前でチャンスを掴まれてしまった。
そこから1-1の時間帯が続き、終盤はビアンコネーリがゴールを目指して攻め立てるも最後までこじ開けることはできず。そのまま試合終了となった。
【試合結果】
ユベントス 1-1 トリノ
【得点者】
13’ デ・リフト
62’ ベロッティ
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【5.5】
多くの時間帯でトリノにペースを握られ、ビアンコネーリが納得できる攻撃の形は数える程しかなかった。早い時間にCKからデ・リフトのパワフルなヘディングで先制したものの、復帰して間もないトーロのエースに手痛いボレー弾を沈められ同点に。“自慢の”トリデンテの動きも研究され機能不全に陥った。これがイタリアのカルチョで、本当の戦いはここからだ。
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