――では、シュチェスニーに問題はなかったのでしょうか？

「問題を結論づけるのなら、チームの問題であり、個人の問題ではないと私は思うよ。GKのパフォーマンスはフィールドプレイヤーの立ち位置に大きな影響を受けるんだ」

「今シーズンのユベントスには、まだ大きな混乱を感じる。時間の経過とともに良くはなっているがね」

――ユベントスはここまで1勝2分2敗です。今シーズンのスクデットはビアンコネーリにとって厳しいものになってしまったのでしょうか？

「そんなことはないよ。これからなんだって起こりうるよ。現代のフットボールはそれが可能だし、なにより現在は勝利すれば勝ち点「3」が与えられ「2」の時代とは異なる」

「2001年に（スヴェン・ゴラン・）エリクソンがラツィオを去ったとき、スクデットを獲得したローマとは勝ち点「11」もの差があった。でも短期間で追いついただろ？」

「（マッシミリアーノ・）アッレグリだって数年前に似たようなことをやったじゃないか。それに今シーズンは、順位が激しく入れ替わる気がするよ」

「なぜなら、本来の力を取り戻した強豪クラブが数多くいるからね。今シーズンは厳しいスクデットレースになると思う」