Fuzzy Skunk

――あなたもユベントスに復帰した過去がありますね。イタリアには「温め直したスープは不味い」という諺（ことわざ）があります。

「それについて、マックスとも話したよ。私も2年間ユベントスを離れ、そして復帰した人間だからね」

「復帰してから、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）では決勝戦に勝ち進んだし、スクデットも2回獲得した」

「だから、すべてが『温め直したスープは不味い』と例えられるわけではないんだよ」

「マックスはリボッリータ（ふたたび煮込んだスープ：トスカーナ州の郷土料理）さ」

「つまり『煮込めば煮込むほど美味しい、極上のスープ』ということだよ」

――あなたとアッレグリが共通する点はどのようなところでしょうか。

「共通点？ たくさんあるよ。まず、同じトスカーナ州出身ということだね。それにマックスは47歳でユベントスの監督に就任しているね」

「私は46歳だった。互いに就任初年度にスクデットを獲得していることも共通している。まるで自分をみているようだよ（笑）」

「マックスはすでに経験が豊富だし、狡猾さも兼ね備えている。現在でも屈指の監督のひとりだよ。特定の状況を処理できる能力も兼ね備えているね」