「復帰した時も100％の状態ではなかった。継続的にトレーニングができなかったし、実践に馴染ませる必要もあったんだ」

「彼の特徴や能力に関しては、誰もが知っていることだよ。それを今夜彼は証明したし、過去に彼が出場した試合でもそれを見せてくれた」

「つまり、彼の不在が大きく影響したのは当然だよ。これからは、将来にどんなことが待ち受けているか様子を見てみることにしよう」

ディバラの怪我も含め、過密日程による負傷者の続出や新型コロナウイルスの影響等、コーチ1年目にして様々な問題に立ち向かってきたピルロ。

そのような状況の中でも最低限の目標を達成したこのビアンコネーリ指揮官は、短くも濃密だった今季を振り返ると、また将来についても言及した。

「どのようなことに不安を感じていて、どのような点が良くなったと感じているか？」

「正直に言って、最初から不安はなかったけれど、毎日のトレーニングに相応しいスピリットで臨ませる環境を作り上げることは簡単なことではなかったよ」

「私にとって初めての経験だったし、その上、私が求めていた試合中の原則をチームに理解させるまでに少し時間がかかってしまった」

「今も言ったように、コーチ1年目に、カンピオーネたちがたくさんいるユベントスを率いることは簡単なことではないからね」