【JJパジェッレ】セリエA第28節 ユベントス対ベネヴェント
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
下位ベネヴェントに敗戦…ユベントスのスクデットはさらに遠のく
セリエAの第28節が現地時間21日に行われ、ユベントスはホームのアリアンツ・スタジアムでベネヴェントと対戦。
逆転でのスクデットに向けて勝利が必須と言える試合だったが、ベネヴェントにプラン通りの展開を許し、0-1で勝ち点3を落とした。
ビアンコネーリは前半、FWクリスティアーノ・ロナウドを中心とした攻撃でベネヴェントのゴールに襲いかかる。
しかし、5バックを敷き最後のところで跳ね返すベネヴェントの守備陣を前に、なかなかゴールを割ることができない。
また、フィリッポ・インザーギ監督率いるチームも、明確な狙いを持ったカウンターでユベントス・ゴールを脅かす。そして、スコアレスのまま前半は終了。
後半に入っても煮え切らないユベントスは、ついに思わぬ落とし穴にはまる。
69分、深い位置からのビルドアップに対しベネヴェントが前線からのプレスで応戦。最後尾でボールを持ったMFアルトゥールがプレス回避のために出した横パスを奪われ、ユベントスがあっさりと失点を喫した。
ビハインドを負ったイタリア王者は、そこから怒涛の反撃を見せる。しかし、ベネヴェントのGKロレンツォ・モンティポの好セーブで反応。再三のゴールチャンスを生かすことができない。
また、絶好の位置で得たFKも、キッカーを務めたC・ロナウドが壁に当てて不発。結局最後まで相手のゴールをこじ開けることができず、1つのミスによる1つの失点で、16位のチームを相手に沈んだ。
これにより、新型コロナウイルスの影響で試合を行わなかった首位インテルとの勝ち点差は縮まらず。セリエAの10連覇という目標は、より厳しいものになった。
【試合結果】
ユベントス 0-1 ベネヴェント
【得点者】
69’ ガイチ
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点【6】、基本的には15分以上のプレーで採点
tuttosportユベントス 【4.5】
チャンスは十分にあった。だが、そのチャンスを生かせなければ落とし穴にはまるのがカルチョというスポーツだ。ベネヴェントの5+3の守備ブロックを崩すにはあまりにもミスが多く、エンジンが掛かりきらなかった印象が濃い。そこに、アルトゥールの軽率なミスがチームにとどめを刺した。失点後のような気概のあるユベントスがスタートから見られれば結果は違ったのかもしれないが….…。
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