シモーネ・ザザ、今冬マーケット“最終手段”の可能性
2015/01/21
“格好のオプション”
ユベントスとサッスオーロが共同保有するイタリア代表ストライカーのシモーネ・ザザ(23歳)。冬季マーケットにおいてユベントスが獲得に動くことが噂されていたものの、2019年までサッスオーロと契約延長。これには、マーケットにおける相場を上げる狙いがあるのではないかと考えられている。そして、ユベントスは今もなお買い取ることが可能な状態であるものの、冬季マーケットにおける可能性は終息したかにみられているのが現状だ。なお、ユベントスが今年6月までに1500万ユーロをサッスオーロに支払えばザザの買い取りオプションを行使出来る。また、それ以降の来年6月までであれば、1800万ユーロの移籍金が必要になる。
そんなシモーネ・ザザに関して、様々な選手の交渉を行っていると思われるユベントスの冬季マーケットにおける“最終手段”である可能性を本日『Gazzetta Dello Sport』が報じた。
報道によると、ガラタサライMFスナイデルを始め、ドルトムントMFムヒタリアンやマンチェスター・シティFWヨベティッチなどの交渉を行っているものの、いずれも交渉が難航。閉幕まで半分を切っているが、獲得は難しいのではとみられている。しかし、シモーネ・ザザに関しては、前述の通りユベントスが1500万ユーロで買い取りオプションを行使することの出来る契約をクラブ間で結んでいることから、交渉を行っている選手の獲得失敗に備えた選択肢となっている可能性があるようだ。
ただ、先日マロッタGMは、「我々はただチャンスを伺っているだけだ。」と冬季マーケットについてコメントを残しており、補強に理想的な選手を獲得出来る可能性があるのかを探っている段階であることを説明。冬季マーケットにおけるユベントスの立場を明確にしている。また、アッレグリ監督も前線補強の緊急性を否定している。
その事実を考慮すると、スナイデルやムヒタリアン、ヨベティッチなどの選手の獲得を失敗した場合には、現時点のメンバーで後半戦を戦っていく可能性の方がやや勝っているとも予想出来る。また、一方でサッスオーロとしてもシーズン終了まではエースを失いたくないと考えており、ユベントスに対して会談の席でその旨を伝えた可能性も浮上している。
仮にユベントスが補強の必要性を感じている場合には、ザザの買い取りオプション行使は格好のオプションとも捉えられるが可能性はいかに。
category:
メルカート