判断の正当性を主張するロッキ主審
2014/10/08
セリエA第6節、ユベントスが3-2で勝利したローマ戦。
ユベントスによる先制点の場面でローマDFマイコンのハンドでPKの判定が出たことや、2-1のビハインドの際、ポグバへのファウルでPKの判定が出たことに関して、「ユベントス有利の判定」と疑われるなど物議を醸していることについて、主審を務めたロッキ主任は『Gazzetta dello sport』の取材に応じ、自身の判定への正当性を主張した。
これらの一連の判定に関して、試合後ローマのキャプテンであるトッティが判定と絡めて、「いつだって結局ユベントスが勝利する」とコメントしたことや、ルディ・ガルシア監督が「この試合はイタリアサッカーにとって良くない」と主張。それに対して、マロッタGMやネドヴェドがトッティの姿勢を批判するなど、大きな議論となっていた。
これに関して、主審のこの試合における判定について問われたロッキ主審は次のようにコメントした。
「(ローマの)選手達は私の判定が間違えていたと主張しているが、私の判断はクリアだ。」
「マイコンにハンドの判定を出してPKの判定を出したことに関しては、私はマイコンの足元にバニシングスプレーで線をひていたんだ。ペナルティエリア内と捉え判断をシフトした。」
「ローマの選手の態度には賛成できない。こんな態度は他のヨーロッパの国々では起こらないよ。主審の判定というのは受け入れなければならない。」
「カルチョーポリ」により、主審の判定に関してイタリア国内では特にシビアになっている事は否めない。また、それによりこのような議論にまで発展しているということも考えられる。しばらくこの試合に関しての両者の緊張は続きそうだ。
なお、試合においてバイオリンを弾くジェスチャーで審判へ抗議したルディ・ガルシア監督には5000ユーロの罰金が科せられた。
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