昨季終盤にトップチームでデビュー飾るも

欧州の舞台で覇権を争うライバルであるアトレティコ・マドリードとの一戦に臨んだマウリツィオ・サッリは、すでに首脳陣に対して自身の描く構想を伝えていることだろう。

これからトップチームでは複数選手と袂を分かつ運びになることが予想されるが、Bチームでも戦力の入れ替えが行われている。

ファビオ・ペッキア率いるユベントスU-23では、MFハムザ・ラフィア（20）をはじめとする有望株がすでに加入している。

その一方で昨夏にアーセナルU-23から加入したFWステフィー・マヴィディディ（21）がチームを離れるようだ。

イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』は現地時間11日、ベネヴェントが同選手の獲得に向けてユベントスへコンタクトをとったと報じている。

このストライカーは昨季、トップチームで公式戦4試合に招集されるとスクデット8連覇が目前に迫る中で迎えたセリエA第32節・SPAL戦で待望のデビューを果たした。

ただ、主戦場のセリエCでは出場機会に恵まれたものの、わずか6ゴールと決定力は影を潜めていた。

一方、ユベントスもマヴィディディの放出に前向きな姿勢を見せており、近日中にクラブ間交渉を開始するものとみられる。

ビアンコネーリでのトップチーム昇格を夢見ていた若武者にとって苦渋の決断であるかもしれないが、セリエBの舞台で再出発を図ることになりそうだ。