人種差別が横行するイタリアサッカー界にFIFAとUEFAが調査か
2019/04/27
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抜本的な改革を期待
セリエAは古くから人種差別が横行している。だが、欧州5大(イタリア、イングランド、スペイン、ドイツ、フランス)リーグすべてで、根絶したわけではない。
リーグを管轄するFIGC(イタリアサッカー連盟)はこれまで、軽微な罰を与えるのみで抜本的な改革を行なって来なかった印象が濃い。
そのため現在でもこの由々しき問題が定期的に起こり、心を痛めるジョカトーレがいて、ティフォージがいる。
ユベントスの選手たちも餌食になったのは記憶に新しいはずだ。
現地時間4月2日、サルデーニャ・アリーナで行われたカリアリ戦ではFWモイーズ・キーン、MFブレーズ・マテュイディ、SBアレックス・サンドロがその被害者になった。
イタリアの通信社『ANSA』は26日、これまで着手して来なかったこの問題を改善させる動きを伝えている。
同通信社によると、「国際人権団体はイタリアで毎年のように起こる人種差別に強い憤りを感じている」
「この問題を解決させるため、同団体はFIFA(国際サッカー連盟)とUEFA(欧州サッカー連盟)に改善を要求した」と伝えた。
この訴えに両連盟がどのような処置をとるか、今後は注目が集まるものになるだろう。
セリエA復権を願うティフォージにとって、“応援する側”の質の向上が何よりも求められている。
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