ユベントスの新鋭ベンタンクール、古巣ボカの“災難”に言及 「とても残念に思っている」
現在のチーム状況にもコメント
南米王者を決める大会、コパ・リベルタドーレス決勝第2戦・リーベルプレート対ボカ・ジュニアーズの一戦が延期になったことは現在、フットボール界を震撼させている。
会場入りしたボカのバスをリーベルのサポーターが襲撃。投石により窓ガラスは割れ、選手数名が病院に搬送されるなど事態は深刻なものとなっている。
この出来事に、かつてボカでプレーしたユベントスの新鋭MFロドリゴ・ベンタンクールがコメントを残した。
現地時間24日、ホームのアリアンツ・スタジアムで2-0と完勝を収めたSPAL戦後、イギリスメディア『Sky Sport』にマイクを向けられ、心境を語った。
ベンタンクールは「事件を見たよ。とても残念に思っている」と悲しみの表情を浮かべる。
また、「ボカにはかつてのチームメイトや友人がいるんだ。このようなことが起きれば、すべては重要性を失くしてしまう」と語り、古巣を思いやりつつ事件の深刻さについても言及した。
そして、話題は変わり現在のユベントスの状況について問われると「非常に上手くいっていると感じているよ」
「怪我で試合に出れないチームメイトを大変気の毒に思う。だけど、僕はチャンスを得た」と負傷中の同僚を心配しながらも、自身のパフォーマンスに手応えを感じていることを明かした。
さらに、「SPAL戦での勝利は(UEFA)チャンピオンズリーグに向けて極めて重要なものだった」と語り、27日に行われるCLグループステージ第5節・バレンシア戦に向けて意気込んだ。
フットボールの世界でのライバル関係は、ゲームを熱くするうえで極めて重要な要素となる。
しかし、今回のような「行き過ぎた」行動には、ボカの選手だったベンタンクールも心を痛めているようだ。
被害にあった選手たちや関係者の一日も早い復帰を祈りたい。