ユベントスU-23、首位ピアチェンツァに完敗…チャンス生みだすも実らず
指揮官のジロネッリ「危機察知が常に遅れてしまった」
【Serie C – Girone A】
ユベントスのU-23は4日、セリエCの第10節にリーグ首位を走るピアチェンツとの戦いに挑んだ。
勝ち星を得て浮上のきっかけにしたい一戦だったが、再三の攻撃も実らず、ホームで0−2と敗れている。
ユベントスは試合立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けピアチェンツァゴールを脅かす。開始11分までに3本の惜しいシュートを放ったが、GKの好セーブもあり得点には至らなかった。
そんな中、12分に一瞬の隙を突かれて失点する。DFマティアス・アンデルソンが自陣PA内でボールを奪われ、いとも簡単にピアチェンツァに得点を許した。
直後の14分にはユベントスのMFマティウス・ペレイラが強烈なミドルシュートで応戦するも、クロスバー直撃で同点ゴールとはならなかった。
その後も攻勢を強めるユベントスだったが、39分にピアチェンツァのカウンターを受けさらに失点目。2点ビハインドで後半へと進んだ。
後半も果敢にゴールを狙うビアンコネーリは、50分、54分、65分と立て続けにバイタルエリアでチャンスを作り出すもゴールネットは揺らせない。
その一方で、ピアチェンツァの攻撃はGKマッティア・デル・ファベロが好セーブで凌ぎ反撃の糸口を掴みにかかる。
しかし最後まで得点を奪うことはできず、試合終了の笛を聞くこととなった。
指揮官のマウロ・ジロネッリは試合後、「前半は良かった。だが個のミスがあり我々は分裂してしまった」と悔しさをのぞかせている。
また、「後半は相手がうまく守備を固めた」とピアチェンツァを称え、「我々がゴールを与えたいくつかの姿勢は好まないものだった。危機察知が常に遅れてしまえば、その時は我々が苦労する。これはピアチェンツァのようなチームを相手にすれば致命的だ」と、選手たちの対応を嘆いた。