FCAの元CEOマルキオンネ氏の葬儀に、ユベントス経営陣とアッレグリ、キエッリーニが出席
2018/09/15
twitter.com
フィアット再建の立役者を追悼
ユベントスと深い関わりを持つ自動車メーカー大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のセルジオ・マルキオンネ前最高経営責任者(CEO)が7月25日、病のためスイス・チューリッヒの病院で死去した。
手術後に容態が悪化し、7月21日にCEOを退任した直後のことだった。
そして8月14日、トリノの中心地にあるドゥオーモ(大聖堂)でマルキオンネ氏の葬儀が執り行われ、およそ2000人が参列。
ユベントスからは、アンドレア・アニェッリ会長、パベル・ネドベド副会長、ジョゼッペ・マロッタCEOといった経営陣を始め、マッシミリアーノ・アッレグリ監督、主将ジョルジョ・キエッリーニが出席している。
マルキオンネ氏は2003年5月に取締役としてフィアット(FIAT)に入社し、2004年6月にジャンニ・アニェッリの後任としてCEOに就任。
経営が悪化した同社を再建した第一人者であり、イタリア国内のみならず、世界的にも名経営者として知られている。
葬儀では、アニェッリ家のメンバーであり、マルキオンネ氏に代わりFCA会長を務めることが決まったジョン・エルカン氏が、追悼の言葉を述べた。
「あなたは、私にとっての友人だった。私たちに独自の考えを持つこと、変革し、それを実行する勇気を持つことを教えてくれた。恐れることはない。親愛なる友よ、安らかに」
アニェッリ一族が築き上げたFIATにおいて、偉大な人物を失った。
マルキオンネ氏の残した“教訓”は、FCAのメンバーだけでなく、今まさに変革を続けているユベントスの会長アンドレア・アニェッリの脳裏にも深く刻まれているはずだ。
category:
メイン