――ヨーロッパで競争力を発揮できるのはいつになると考えていますか？

「それらは、悲観的なアプローチと楽観的なアプローチがある」

「過去15～20年のCL（チャンピオンズリーグ）をふり返ると、7億～8億ユーロ未満の収益では優勝は困難なように思われます」

「しかし、私たちの楽観的なアプローチは、クラブのビジョンであり、収益だけではありません」

「私たちはたくさんの成功例に焦点を当てています。我々と似たようなクラブがCLで優勝している事実があります」

「早ければ早いほど良い。走り出す前に歩き始めなければならない」

「まずはセリエAで優勝し、それからヨーロッパで優勝しなければならないと考えています」

――中長期的な増資についてはどのように考えていますか？

「前任者の（マウリツィオ・）スカナヴィーノ前CEO（最高経営責任者）は素晴らしい仕事をしてくれました」

「彼は私に大きな助けとなり、アドバイスをくれ、多くのことを説明してくれました」

「そして、持続可能性についても非常に尽力してくれました」

「我々は勝利のための新たな基盤を築こうとしています。根本的な考え方は、株主が増資をやめることです」

「クラブを持続可能なものにする必要があります」

「（ジョン・エルカーン〈Exorエクソール：アニェッリ家の資産運用会社〉）会長には、私の目標は勝利であり、彼には資金注入をやめて欲しいと伝えました」

「しかし、誰にとってもまずは勝利を取り戻すことです」