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また今季は、昨季カーディフでのCL決勝戦で敗れた相手とベスト8で合間見えることとなった。「その敗戦が教訓になっているか？」という質問に対してビアンコネーロの知将は過去の試合を冷静に振り返り、翌日の大一番を見据えて自身の考えを示している。

「（昨季の決勝戦は）テクニカルな面では何も問題はなかったが、後半開始15分、我々は少しだけ精神的な部分により気落ちしてしまった。それから2−1にされ、3−1になった時には試合を諦めてしまった」

「今回は運の良いことにマドリードでの2ndレグもある。明日の試合で上手く立ち回り、少しの運を拾いながら次に可能性を残す必要があるだろう」

「だから明日は、テクニカルとフィジカル面において優れた守備を披露しなくてはならない。そして局面を把握するインテリジェンスが必要だ」

「彼ら（マドリーの選手たち）はスピードの中に強力なテクニックを持っている。それに対し我々は、攻撃と守備のタイミングを見極めなくてなはならない」

またアッレグリ監督は、カーディフでの試合が「チームを成長させるもの」として、昨年の悔しさを糧に「我々は偉大なクオリティを持っているし、その点を改善した」と、今季のチームに自信を覗かせている。

さらにホームに集まるティフォージには、強敵に立ち向かうチームを後押しするよう求めた。

「4年のうちにこのチームがやってきたことを誇りに思わなければいけないし、ティフォージには力を貸して欲しい。とにかく、明日はベスト8。素晴らしい試合になる」

厳しい相手とはいえ、念願のCL制覇に向けて申し分のない相手とも言えるだろう。まずはホームのアリアンツ・スタジアムで結果を残し、スペインの地を踏みたいところだ。