――あなたのキャリアは特殊なものです。自分自身ではどのようなキャリアだと感じますか？

「時間が経つと、僕たちは個人的なレベルで成長するだけでなく、人間的なレベルでも成熟し、責任感が増し、さらに成長していくものだと思うんだ」

「若いときには乗り越えられないと思われていた問題も、経験を積めばそれほど重要ではないことが理解できることもあるんじゃないかな」

「多くの状況が変わるし、僕は父親になって3年が経ち、優先事項がそれまでと違って感じることがあるんだ」

「ジョルジョ（・キエッリーニ）が、よく僕に話していたことを思い出すよ」

「彼はいつも、『自分のキャリアで最も良かった時期は33歳からだった』っていつも話していた」

「そして、『ダニエレ、君もそうなるはずだから急いではいけないよ』って話していたね」

――よく『ディフェンソーレ（DFの意）の成長はアタッカンテのそれより遅い』と言われていますね。事実だと感じますか？

「くり返すけど、ジョルジョもそのようなことをよく話していたよ」

「僕もその考えに賛同しているかな。なぜなら、ディフェンソーレは経験を重ねるにつれて悪意というか、“ずる賢さ”を身につけるものだからね」

――話は変わるけど、今シーズンのゴールはいつ決められるかな？（笑）

「早く決めることを願っているよ（笑）。自分自身も楽しみにしているけど、重要なのはチームの勝利さ」