司法取引を希望か

“ビアンコネーリの未来”と嘱望（しょくぼう）されたMFニコロ・ファジョーリは、そのキャリア自体が不透明なものになっている。

本人は違法賭博に関与したことを認めたとされるが、処分は軽減されても完全に免れることはなさそうだ。

イタリア紙『Corriere dello Sport』は15日、ファジョーリに少なくとも1年間の出場停止処分が下される可能性を伝えている。

同紙は「ユベントスはファジョーリの処分軽減を考えており、クラブの所属弁護士と頻繁にやり取りを重ねている状況だ」

「本人も司法取引を希望しており、検察当局もこの23歳のジョカトーレに協力的な姿勢をみせている」

「だが、違法賭博は現在カルチョ全体に蔓延（まんえん）しており、検察当局はこの問題を今回で一掃したい構えを崩していない」

「ファジョーリは少なくとも1年間の出場停止処分を受ける可能性は、依然として残っている」と報じた。

違法賭博に関与したジョカトーレは現在までに50名を超えるとされるが、続報を待ちたいところだ。