――あなたにとって、FIFAのスキャンダルは事実上フットボールとの決別でしたね。のちに無罪になりましたが、当時、あなたはどれだけ苦しみましたか？

「私は自分を責めるべきことは、なにもないことを知っていました」

「つねにすべてを正しくおこなってきた、自負もあったからね」

「だが、スキャンダルとして騒がれたとき、私の家族や近しい人々が苦しんでいるのを見るのは辛かったよ」

「私がFIFAでおこなった戦いは不正に対するものだったから、そのことを良く思わない人たちにとって、私を組織から追い出すことだった」

「『彼ら』が管理するFIFA委員会によって、私は告発されたんだ」

「私が会長になるのを阻止しようとしたフットボール関係者がいて、私がその世界から離れるとすぐに、通常の正義が私の正しさを証明されることになった」

「現在でも、フットボールの価値を高めることに成功したと考えているが、“組織内”では負けたんだ」

「私や、私の仲間たちはたくさんの人に傷つけられた。だから、あの不当な行為に対し、諦めるつもりないよ」