――2014/15シーズンも第3節終了時点で勝ち点3しかない状況でしたが、第4節オリンピアコス戦であなたはいつもするように何かを引き出してみせました。

確か、あの試合であなたは（MFアルトゥーロ・）ビダルをトレクアルティスタ（トップ下）として起用したような気がします。

明日も（FWアルカディウシュ・）ミリク、（FWドゥシャン・）ヴラホヴィッチ、（WGアンヘル・）ディ・マリアを同時に起用するといった“奇策”を試みる可能性がありますか？

「ミリクとヴラホヴィッチを同時起用した時にすでに『アッレグラータ（記者や専門家の予想もしないようなアッレグリ監督の策）』だと言われたよ」

「おそらく、誰も想像していないことをするとそう言われるんだろうが…」

「明日はコンパクトにまとまった試合をする必要がある。今はミスを最小限に抑える必要がある時だ」

「マッカビ戦での最後の15分でも起きたように、残念ながら今は試合のある状況でミスをしてしまう時にある。ミラン戦は、ベンフィカ戦と同じような試合だったよ」

「ベンフィカ戦では先制し、2得点目を決められるチャンスもあったが、前半終了間際に失点を許し、ちょっとした競り合いに負けて2失点目を喫してしまった」

「したがって、こういう点については取り組んでいく必要があるが、現時点ですべき最も簡単で有益なことは、試合中にコンパクトにまとまっていることだ」