ユベントスU-23のヴリオーニ、墺1部WSGティロルに加入「とても嬉しい」
チームのキャンプ地に合流
ビアンコネーリのトップチームで2回出場した経験があるFWジャコモ・ヴリオーニが、イタリアとは別の地で新たな冒険をスタートすることになった。
オーストリア1部WSGスワロフスキー・ティロルは5日、ユベントスU-23に所属する22歳のこのアルバニア人FWを1年間のレンタルで獲得したことを同クラブのサイトで発表している。
数年前にフェデリコ・ケルビーニFD(フットボール・ディレクター)が立ち上げたクラブ15・プロジェクトに属する1クラブだとみられているのが、このWSGスワロフスキー・ティロルだ。
クラブ15・プロジェクトとは、毎年約50人ものローンプレイヤーを抱えるユベントスが、それらの選手たちを管理するため、欧州15ヵ国の中高レベルのクラブとの相乗効果を狙って提携や協力関係を図る目的で立ち上げられたプロジェクトだとされている。
実際のところ、ビアンコネーリは昨夏、オーストリアの同クラブに21歳のFWニコライ・ベードゥン・フレデリクセンをレンタルで放出。
昨シーズンに公式戦32試合に出場したこのU-21デンマーク代表FWは、18得点4アシストをマークしている。
そのWSGスワロフスキー・ティロルは、今週月曜日からザルツブルグ州のレオガングでプレシーズン・トレーニングを開始。
ヴリオーニは、そのキャンプ地に合流すると、同クラブに加入した喜びを次のように表現している。
「ここレオガングに入れてとても嬉しいよ。ここへ来た初日に、新しいチームメートたちと会った」
「今僕たちは、次のカップ戦と開幕戦に向けて準備しているところだ。早くサッカーをしたくて待ち遠しいよ」
昨シーズンは、腓骨骨折という大ケガを負い、公式戦9試合しか出場できなかったヴリオーニ。
ステップアップした1部のクラブでどれほどの活躍ができるのか、期待したいところだ。