Corriere dello Sport

“判定”は覆らず

セリエA第37節にアリアンツ・スタジアムで開催されたデルビー・ディタリアは、いまだ多くの議論を呼んでいる。

トリノに居を構えるイタリア紙『TUTTO SPORT』など主要各紙は16日、「スキャンダルマッチ」と銘打ち、痛烈に非難した。

イタリアTV局『Rai Sport』や多数メディアは、この試合を裁いた主審のジャンパオロ・カルバレーゼを激しく非難。

同国主要各紙、多数メディアは「カルチョのクオリティを落とした」とし、イタリアを代表する名門対決が不可解なジャッジによって“壊された”ことを強調している。

その一方で、両チーム合計10枚のイエローカード、2枚のレッドカードが提示されたジャッジへの「軽減」も可能性としてささやかれていたが、その希望はなくなった。

イタリアメディア『ilbianconero.com』など多数メディアは、現地時間16日に出されたスポーツ判事の裁定を伝えている。

厳しすぎる判定によりレッドカードを提示されたMFロドリゴ・ベンタンクールへの「軽減」も期待されたが覆らず、ウルグアイ代表MFは最終節のボローニャ戦は出場停止。

主審に幾度となく訴えたDFジョルジョ・キエッリーニには、1500ユーロの罰金が課せられることが正式に決定した。

当然、85分に提示されたイエローカードも覆るわけがなく、本来チームをまとめるはずのカピターノが先頭に立って審判団を非難したことが「問題行動」として扱われたようだ。