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スポーツ法第10条4項にも違反か

セリエA第3節のユベントス戦に現われなかったナポリは、0-3での不戦敗に加え、勝ち点1をも減点される恐れがあるようだ。

イタリアメディア『fanpage』が4日、ナポリが受ける可能性のある処分について報じている。

問題となっているのは、同日にトリノでの開催が予定されていたユベントスとナポリの一戦だ。

カンパーニャ州の保健局は、アッズーリ（ナポリの愛称）から複数の選手やスタッフから新型コロナウイルス陽性が確認されたことを受けて、感染拡大を防ぐため、ナポリに遠征の禁止を通達した。

これによりレガ・セリエAは、スポーツ法第10条に従い、会場に姿を見せたユベントスの3-0での不戦勝とする措置を取ったが、スポーツ規律委員会は状況を冷静に分析するため、この措置の延期を決断。

最終的な決断が下されるのは、7日以降になるようだ。

また同メディアは、「定められた期限内にピッチに来ることを義務付けられたチームが規定に違反した場合、1項で言及されている勝ち点1の減点処分を受ける」というスポーツ法第10条4項に、ナポリが違反したことになると指摘。

これによりナポリは、不戦敗だけではなく、勝ち点1の減点処分も下される恐れがあるようだ。

さらに『La Repubblica』は5日、この状況を重く見たスポーツ規律委員会のゲラルド・マストランデラ判事が、イタリアサッカー連盟（FIGC）検察にさらなる捜査を要求する可能性があるとした。

果たして、新型コロナウイルスによる不測の事態から起きたこの一連の騒動は、一体、どのような形で決着するのだろうか。

前例のない問題なだけに、各方面からの注目が集まっている。

 

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