イタリア、ミラノを含むロンバルディア州を封鎖へ…セリエAの開催は…
2020/03/08
tuttosport.com
トンマージ選手協会会長は中断の意向を示す
もはや緊急事態だ。新型コロナウイルスが猛威を振るっているイタリアはいま、非常にデリケートな時期にきている。
現地時間の7日時点で感染者は5883人、死者は233人。その数は日々拡大している。
それを受けイタリア政府は、ウイルスの封じ込めを強化するため、ミラノを含むロンバルディア州や、モデナ、パルマ、ヴェネツィアなど近隣11都市(その後14都市に拡大)の封鎖に動いている模様だ。
早ければ8日以内にも新たな法令が施行され、緊急を要するもの、延期することができない重要な仕事以外での街の移動が4月3日まで全面的に禁止されることになる。
またセリエAについては、これまでの決定に沿った形で無観客試合での開催を続けることが可能と『TUTTO SPORT』は伝えている。
そのため、現時点でカンピオナートが止まることはない。
しかし、FIGCのガブリエル・グラビーナ会長は「セリエAの選手が新型コロナウイルスに感染した場合、シーズンを中断することも視野に入れている」と緊急対応も辞さない構えを見せている。
さらにイタリアサッカー選手協会のダミアーノ・トンマージ会長は「我々はカンピオナートを止めるべきだ。他に方法があるのか?」と中断の意向を示している。
刻一刻と状況が変わる中で、今後、イタリアサッカー界にも新たな決断を求められる時が来るかもしれない。
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